ベイザー+削除吸引法
ベイザー・フォーミュラシェーバーシステム
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ベイザー+削除吸引法
ベイザー・フォーミュラシェーバーシステム
ワキガの原因をベイザー波でなめらかな状態にし、フォーミュラシェーバーシステムで隈なく吸引
ワキガの原因となる「アポクリン汗腺」をベイザー波で溶解し、その後、削除吸引法であるフォーミュラシェーバーシステムで削除・吸引する最新のワキガ治療法です。
効果は、フォーミュラシェーバーシステム、皮弁法と同等です。
ベイザー・フォーミュラシェーバーシステムでは、ワキの下の上腕側の皮膚を7mm程度切開します。
皮弁法の切開が通常4~5cmですので、かなり小さな切開で、手術後もそれほど目立たなくなります。
手術後の圧迫も短く切開箇所も通常より小さいため、ワキガ治療の中でも身体に優しいとされる治療です。
フォーミュラシェーバーシステムに使用するカニューレは、先端に穴が開いていて内側に交互回転する刃が付いたもので、内部組織を傷つける可能性が低い形状をしています。
切開部からカニューレを差し込み吸引しますが、汗腺はベイザー波で溶解されていますので、ベイザーを使用しない場合よりも、より周りの組織を傷つけることが少ないことが最大の特長です。
治療法
- ワキの下の上腕側の皮膚を、7mm程度切開します。
- そこにベイザーブローブという金属の棒を挿入してベイザー波を流し「アポクリン汗腺」を溶解します。
※ベイザーは吸引する機械ではなく、吸引する前に固体の状態となっているアポクリン汗腺を構成している「細胞同士のつながり」を壊して、皮膚の下でお粥状にしてしまう機械です。
周りの組織を傷つけずに、より綺麗でスムーズに吸引することが可能になります。

- ベイザーでの処理が完了したら、フォーミュラシェーバーシステムの「特殊な形状をした皮膚を保護する外筒と、高速で交互回転する刃がついた内筒で構成された先端に穴が開いているカニューレ」を差し込みます。 アポクリン汗腺を削りながら吸引・除去します。

- 術後は患部を固定します。

創部の安静が必要ですので、できるだけワキに負担をかけないようにしていただきます。
日常生活は1週間ほどの制限がかかります。
ベイザー・フォーミュラシェーバーシステム法は、仕上がりの美しさはもちろん、施術によるダメージが最小限であるため、他のワキガ治療と比べて術後の腫れや内出血などのリスクも軽減されており、比較的早期に日常生活に戻ることができます。
治療動画
シンシアでは、ベイザーを脂肪吸引時にも使用しています。
ベイザーがどの様なことをするのか、動画をご覧ください
治療に向いている方
メリット |
デメリット |
メリット |
- 傷跡が小さい(最小限)
使用する器具の管が細いのでワキの下の切開が7mm程度
- 事前に吸いやすい状態にすることで周辺組織を傷つけないため身体へのダメージがより少ない。
- 手術時間が短い
両ワキの治療は約1時間半(皮弁法は1.5~2時間)
- 手術後の圧迫が短く回復が早い
傷が小さいので圧迫の日数が短い
- アポクリン汗腺の除去率が高い
アポクリン汗腺を削って除去するため、除去率が高い
- 若年者のワキガにも対応
切開部分が小さく傷跡が目立たず、治療時間も短いので
若年者(概ね15歳~)も治療に対応
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デメリット |
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痛みも少なく、ダウンタイムも短い身体に優しい治療
治療の流れ
step1
カウンセリング
医師により、充分なカウンセリングを行います。
その上で効果と副作用のバランスを考えながら最も適した治療法を決めていきます。
step2
マーキング
皮膚の切開線や汗腺を除去する範囲のマーキングを行っていきます。
step3
麻酔
手術箇所に局所麻酔を行います。静脈麻酔を併用します。
step4
手術
ワキの上腕側の皮膚に、7mm程度小切開します。
切開部に専用の金属棒を差し込みベイザー波で細胞を溶解します。
フォーミュラシェーバー専用のカニューレを挿入し、お粥状になった汗腺を削除・吸引していきます。
皮膚が浮かないように皮下組織と皮膚を関連付けた縫合固定をします。原則としてドレーンを挿入します。
step5
術後(当日)
皮膚がしっかりとくっつくようにガーゼを厚く当て、テープで圧迫し創部を固定します。
当日は出来るだけ安静を保ち、ワキに負担がかからないようにしてください。
翌日まで固定します。当日は、シャワー・入浴が出来ません。
step6
術後(当日以降)
翌日からは、ワキを擦らさないようにしていただければ、シャワーは可能。
腫れ・内出血・軽い痛みが1~2週間程度気になる場合があります。また、赤味・色素沈着・皮膚の硬さ・引きつり感がしばらく続きます。
治療を受けられない方
- 妊娠中の方・妊娠の可能性のある方
- 術後すぐに肉体労働をしないといけない方
- 血が止まりにくくなる薬、血液をさらさらにする薬を服用されている方
- これまでに麻酔薬でアレルギーなどの問題の起きた方
- 肩が挙がらない方
リスクについて
- 麻酔薬に対するアレルギーなどの異常反応
- 内服による薬疹・胃部不快感・下痢などや軟膏によるかぶれが出ることがあります。
- 術後出血:出血して腫れた状態になると痛みや広範囲な出血斑を生じます。
- 手のむくみ:ワキの圧迫で一時的に生じることがあります。
- 疼痛・知覚異常:ワキから手指・上腕にかけて疼痛・知覚低下・知覚過敏が一時的に生じることがあります。
- テープかぶれ:皮膚に発赤・水疱・色素沈着を生じることがあります。
- 漿液腫:術後少し経ってから黄色い透明な液が皮下に溜まることがあります。
- 皮膚の血行障害:肌質や手術範囲が広い、術後出血した、再手術であるなどや喫煙や肥満体形によって
皮膚に血行障害が起きると、水疱・表皮剥離・皮膚潰瘍・傷が開くなどが生じるリスクがあります。
- 創感染:細菌感染して化膿する状態
- 皮脂の貯留、毛包炎、囊腫形成(感染すると皮下膿瘍)を生じることがあります。
- 皮下硬結:皮下が部分的に、あるいはスジ状に硬くなることがあります。
- 拘縮:皮膚にシワが寄って硬くなり、突っ張り感が出ることがあります。
- 肥厚性瘢痕:傷跡が赤く硬く盛り上がることがあります。
- 色素沈着:術前からある場合や体質によっては残ることがあります。
- 代償性発汗:多汗症を伴っている場合、術後に他の部位からの汗の量が増えることがあります。
- 思春期早期でワキ毛がまだ生えそろっていない状態で手術する場合、術後にワキ毛の成長と共にアポクリン汗腺が再び発達し、
腋臭が再発することがあります。ニオイが強ければ再手術が必要になります。
- 効果・実感には個人差があります。
よくある質問
- 手術痕は残りますか?
- ワキガ手術による治療は手術痕が残りますが、ベイザー・フォーミュラシェーバーシステムは傷跡が小さく目立ちません。
- 仕事復帰にはどれ位かかりますか?
- 術後の回復は皮弁法(剪除法)と比べると、回復が早いのが特徴です。
創部の圧迫を1日~2日行います。
2~3日程度で復帰可能ですが、1週間程度、日常生活に制限がかかります。
- 術後ニオイは感じることはありますか。
- ワキガのニオイはほぼしなくなります。
ただし、アポクリン汗腺のごく一部が真皮内に残ることや皮脂腺から分泌される皮脂の臭いが残るため、臭いが完全になくなるわけではありません。
- ニオイは完全になくなりますか?
- 皮膚の裏側に存在するアポクリン汗腺を除去しますが、ごく一部が真皮内に残ることや皮脂腺から分泌される皮脂の臭いが残るため、臭いが完全になくなるわけではありません。
- 多汗症にも効果がありますか?
- 水汗をかくエクリン汗腺の働きも弱くなってワキ汗が減る効果も期待できます。
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