削除吸引法
フォーミュラ
シェーバーシステム
(クワドラカット後継)
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削除吸引法
フォーミュラ
シェーバーシステム
(クワドラカット後継)
痛みも少なく、低い再発率で
ダウンタイムも短い身体に優しい治療
フォーミュラシェーバーシステムでは、ニオイのもとのであるアポクリン汗腺を削除吸引するため、ワキの下の上腕側の皮膚4~5mmだけ小切開します。
先端に穴が開いていて内側に交互回転する刃が付いたカニューレを小切開部から差し込み、汗腺を削りながら吸引する最新のワキガ治療法ですが、皮弁法と同等の効果があります。
皮弁法の切開が通常4~5cmなのに対し、フォーミュラシェーバーシステムの切開は10分の1の4~5mmで、手術後の圧迫も短くなります。
通常より小さい切開なので、身体に優しいのが特長です。
治療法
ワキの下の上腕側の皮膚に、4~5mmだけ小切開します。
そこに、特殊な形状をした皮膚を保護する外筒と、高速で交互回転する刃がついた内筒で構成された、先端に穴が開いているカニューレを差し込みます。
ワキガの原因となっているアポクリン汗腺・を削りながら吸引除去します。
手術後は創部の安静が必要ですので、日常生活は1週間ほどの制限がかかります。
当院では、患者様が早く日常生活に戻れるよう、傷跡をなるべく小さく目立たないようにすることを重要視しています。
※世界有数の医療機器メーカー ストライカー社のフォーミュラシェーバーシステム
(旧クワドラカットシェーバーシステムの次世代機器)を使った治療法です。
治療動画
効果が高く術後の皮膚ダメージが軽いため、女性や思春期のお子様の治療にもおススメします。
治療に向いている方
メリット |
デメリット |
メリット |
- 傷跡が小さい(最小限)
使用する器具の管が細いのでワキの下の切開が4~5mm
- 手術時間が短い
両ワキの治療は約1時間半(皮弁法は1.5~2時間)
- 手術後の圧迫が短く回復が早い
傷が小さいので圧迫の日数が短い
- アポクリン汗腺の除去率が高い
アポクリン汗腺を削って除去するため、除去率が高い
- 若年者のワキガにも対応
切開部分が小さく傷跡が目立たず、治療時間も短いので
若年者(概ね15歳~)も治療に対応
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デメリット |
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痛みも少なく、ダウンタイムも短い身体に優しい治療
治療の流れ
step1
カウンセリング
医師により、充分なカウンセリングを行います。
その上で効果と副作用のバランスを考えながら最も適した治療法を決めていきます。
step2
マーキング
皮膚の切開線や汗腺を除去する範囲のマーキングを行っていきます。
step3
麻酔
手術箇所に局所麻酔を行います。静脈麻酔を併用します。
step4
手術
ワキの上腕側の皮膚に、4~5mmだけ小切開します。切開部より専用のカニューレを挿入し、汗腺を削除しながら吸引していきます。
皮膚が浮かないように皮下組織と皮膚を関連付けた縫合固定をします。原則としてドレーンを挿入します。
step5
術後(当日)
皮膚がしっかりとくっつくようにガーゼを厚く当て、テープで圧迫し創部を固定します。
当日は出来るだけ安静を保ち、ワキに負担がかからないようにしてください。
翌日まで固定します。当日は、シャワー・入浴が出来ません。
step6
術後(当日以降)
翌日からは、ワキを擦らさないようにしていただければ、シャワーは可能。
腫れ・内出血・軽い痛みが1~2週間程度気になる場合があります。また、赤味・色素沈着・皮膚の硬さ・引きつり感がしばらく続きます。
治療を受けられない方
- 妊娠中の方・妊娠の可能性のある方
- 術後すぐに肉体労働をしないといけない方
- 血が止まりにくくなる薬、血液をさらさらにする薬を服用されている方
- これまでに麻酔薬でアレルギーなどの問題の起きた方
- 肩が挙がらない方
リスクについて
- 麻酔薬に対するアレルギーなどの異常反応
- 内服による薬疹・胃部不快感・下痢などや軟膏によるかぶれが出ることがあります。
- 術後出血:出血して腫れた状態になると痛みや広範囲な出血斑を生じます。
- 手のむくみ:ワキの圧迫で一時的に生じることがあります。
- 疼痛・知覚異常:ワキから手指・上腕にかけて疼痛・知覚低下・知覚過敏が一時的に生じることがあります。
- テープかぶれ:皮膚に発赤・水疱・色素沈着を生じることがあります。
- 漿液腫:術後少し経ってから黄色い透明な液が皮下に溜まることがあります。
- 皮膚の血行障害:肌質や手術範囲が広い、術後出血した、再手術であるなどや喫煙や肥満体形によって
皮膚に血行障害が起きると、水疱・表皮剥離・皮膚潰瘍・傷が開くなどが生じるリスクがあります。
- 創感染:細菌感染して化膿する状態
- 皮脂の貯留、毛包炎、囊腫形成(感染すると皮下膿瘍)を生じることがあります。
- 皮下硬結:皮下が部分的に、あるいはスジ状に硬くなることがあります。
- 拘縮:皮膚にシワが寄って硬くなり、突っ張り感が出ることがあります。
- 肥厚性瘢痕:傷跡が赤く硬く盛り上がることがあります。
- 色素沈着:術前からある場合や体質によっては残ることがあります。
- 代償性発汗:多汗症を伴っている場合、術後に他の部位からの汗の量が増えることがあります。
- 思春期早期でワキ毛がまだ生えそろっていない状態で手術する場合、術後にワキ毛の成長と共にアポクリン汗腺が再び発達し、
腋臭が再発することがあります。ニオイが強ければ再手術が必要になります。
- 効果・実感には個人差があります。
よくある質問
- 何歳から手術は可能ですか?
- 中学生くらいから手術は可能ですが、体格や本人の意識の程度など、総合的に判断しなければなりませんので医師にご相談ください。
- 手術痕は残りますか?
- ワキガ手術による治療は手術痕が残りますが、フォーミュラシェーバーシステムは傷跡が小さく目立ちません。
- 術後ニオイは感じることはありますか。
- ワキガのニオイはほぼしなくなります。ただし、アポクリン汗腺のごく一部が真皮内に残ることや皮脂腺から分泌される皮脂の臭いが残るため、臭いが完全になくなるわけではありません。
- 精神的な変化でワキのニオイが変わることはあるのでしょうか。
- 緊張したり不安な時、ワキの発汗が増して(精神性発汗)ワキのニオイが強くなることがあります。
- 手術後、食事を気を付けないと再発することはありますか。
- ワキガの汗腺が除去されているので、食事で再発することはありません。
- ニオイは完全になくなりますか?
- 皮膚の裏側に存在するアポクリン汗腺を除去しますが、ごく一部が真皮内に残ることや皮脂腺から分泌される皮脂の臭いが残るため、臭いが完全になくなるわけではありません。
- 多汗症にも効果がありますか?
- 水汗をかくエクリン汗腺の働きも弱くなってワキ汗が減る効果も期待できます。
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